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「三つ子の魂、百まで」

   

3歳までの、生活習慣がその子の成長に多大な影響を与えます。

お口の中も、例外ではありません。
どんな物を、どのように食べさせているか?が
その後のむし歯予防にはかなり大きな影響を与えます。

一つは、味覚形成。
生まれたばかりの子供の味覚は鋭敏といわれています。
母乳って、ほとんど味がないですよね。
本来、この時期の乳幼児は薄味、出汁の味などを経験させて
素材本来の持つ、奥深い味を経験させてあげる時期です。

この時期に濃い味を覚えてしまうと
その味を好むようになってしまいます。

これは、甘味も一緒。

もし、3歳までに甘味を経験しないで育つと
その後も、あまり欲しがらないといわれています。
しかし、乳幼児の時に経験してしまうと
ずっと、欲しがるような子になります。

もう一つは、細菌感染。

むし歯を引き起こすといわれる、細菌達は
粘膜面やつるつるした面には、定着しにくいと言われています。
奥歯が崩出してきて、凸凹な面が出てくると
細菌達は、定着し始めます。
最初に定着した細菌が、縄張りをつくってしまい
後から他の細菌が、定着できません。
つまり、最初に良い菌が定着してしまえば
後から、悪い菌も定着しにくいですし
最初に、悪い菌が定着してしまうと
後から良い菌も定着できません。

どんな時に悪い菌が定着するかというと
悪い菌が、成長しやすい環境の時

細菌達は、代謝によって酸をだし、それが歯を溶かします。
その酸が放出され、酸性環境の時には
ほとんどの細菌が活動を止めてしまいます。
しかし、ある種の悪い菌たちは、さらに酸を出し続けて
自分達だけが、活動を続けていきます。

これらの、悪い菌達が成長しやすい時
っが
甘いものを摂取している時
なんですよね。

これらの細菌は、主たる保育者から感染するといわれています。
フォークやスプーンの共有を避けるように言われる事もありますが、
大切なのは、これらの悪い菌が生育しにくい環境を作ること。
そして、感染源となる、保育者の口腔内を清潔にすることです。

よく、チョコなどを食べさせないのは可愛そう
っと感じている大人達がいますが
そもそも、経験していなければ、
知らないのですから、欲することもありません。

もし、食べたがったとしても
周囲の大人が、本気で止めれば
子供達は、その後に欲しがる事はありません。

子供がお酒を飲みたいっと言ったり
タバコを吸いたい!っと言っても
協力する大人は居ませんよね。

それと同じぐらいの感覚で
3歳までだけでも、接していただければ
その後のお子さん達は、健康に過ごせる可能性が高くなります。

 - 医院ブログ

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