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子どもの歯石

   

こんにちは!

あっという間に4月になりましたね。

笑顔と健康のサポーター わたなべ歯科の仲井真です!

 

新生活もスタートとなり、バタバタと忙しない日々を過ごされている方も多いのでは?

 

お子さんを持つお母さん方も、ご自身のことはもとより、お子さんの就学準備や慣らし保育などでお疲れモードとなりやすい時期です。

 

さて、就学・就園が落ち着いたら、やってくるのは歯科検診!

 

『むし歯(虫歯)はないけど、歯石にチェックが入ってしまった』というお子さんは、毎年多くいらっしゃいます。

今日はこの歯石について、少しだけお話しさせてください。

 

お子さんの歯石、気になりませんか?

『歯石は誰でも必ずつくもの』ではないんです!

 

歯石はプラーク(歯垢)が硬くなって石のようになったもの。ということは、歯石が付いているところは、プラーク(歯垢)があるところだということです!

 

そもそもプラーク(歯垢)は、ブラッシング(歯磨き)が行き届いていればつきません。

ですので、歯石とはその部位の清掃不良を表しています。

 

しかし!ブラッシングだけが原因ではありません!歯石や歯垢の付きやすさ、付きにくさは、ブラッシング(歯磨き)はもちろん、食べているものに大きく影響されます!

 

普段からお子さんが好む食べ物を3つ挙げてみましょう。どんな食べ物が出てきましたか?

 

その中で、しっかりと噛まないと飲み込めない食事はありましたか?

 

食材をしっかり噛むことで、唾液(ツバ)は分泌されます。その唾液がお口の中を水分で満たしてくれ、汚れを落ちやすくしてくれます。

 

反対に、あまり噛まなくても良い食材に関しては、唾液の分泌が不十分となり、お口の隅々まで水分が行き届かず、汚れがお口の中に停滞しやすくなります。

 

どちらが歯石がつきやすいかは、もうわかりますよね?

 

ご飯を食べた後のお茶碗を想像してみてください。お水に浸しておかないと、カリカリになって、いくらスポンジでこすっても落ちないですよね。あれはかなりのストレスです。。笑

 

乾燥すればするほど、お口の中の汚れが強固になっていくのは、この例から感じ取っていただけたらと思います。

お口の中の水分もさることながら、噛まなくてもいい食事はお口周りの筋力が低下してしまいます。

 

これによって口唇閉鎖不全や低位舌となり、(これらはいわゆるお口ポカンと言われるものにつながります。お子さんのお口、普段から開いていませんか?)

 

常に乾燥にさらされた汚れは固まって、しつこく歯にこびりつきます。これが一部の歯石です。(乾燥だけで起こるものではありません。お口が閉じていてもそこに歯垢があれば歯石はつきます。)

 

歯石自体が、子どもの歯に悪さをする訳ではありませんが、付いているという事実は考慮していかなければなりません。

 

汚れが残っている、ということは、この汚れは悪さをするので、注意をする必要があるということ!

 

これが歯石としてではなく、むし歯(虫歯)として表出してからでは、遅いのです!!

 

むし歯(虫歯)は、できたら治せばいい、ではありません。大事な身体の一部を、削ることによって、失ってしまっているという認知が大事です。これを繰り返さないようにするためには、変化が必要です。

 

これまでと同じ習慣では、同じ結果しか待っていません。

 

そういった意味で、歯石はお口からの危険信号と捉えることができます。

 

付いている歯石をとることに重きをおかず、

付いてしまった環境や習慣に着目することによって、むし歯(虫歯)という疾患を未然に防ぐことができるのです!!

せっかくの、お口からのサインを見逃さず、

歯石を発見したら、当院わたなべ歯科や、お近くの歯医者さんでブラッシング指導や食生活の見直しをされることをオススメします。

笑顔と健康のサポーター わたなべ歯科スタッフ一同、お待ちしております!

 

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