豆🫛
みなさんこんにちは
わたなべ歯科 栄養士の橋本です。
先日は節分でしたね^^
豆まきをされたご家庭も多いのではないでしょうか。
みなさんは、節分のルーツを知っていますか?
節分の始まりは、奈良時代から始まった「追儺」と呼ばれる行事だとされています。
追儺とは、宮中で行われていた鬼を払う儀式のことです。
別名「鬼儺」とも呼ばれ、そもそもは古来中国の宮廷で大晦日に行う行事でした。
昔は季節の変わり目には邪気(鬼)が生じ、鬼がさまざまな不幸や災をもたらすと考えられていました。
もともとは、神に扮した方相氏(ほうそうし)という役が、目に見えない疫鬼を追い払うというものでした。
平安末期になるとそれまで鬼を追い払う役であった方相氏が、逆に鬼に見立てられて、群臣らに追い出されるようになります。
桃の弓と葦の矢で疫鬼を駆逐したり、大声をあげたり振鼓(ふりつづみ)を鳴らして追い払う風習もあったようです。
そして、いつしか節分の儀式として豆打ち(豆まき)が登場します。
豆打ちがいつ頃始まったのかは定かではありませんが、南北朝時代にはすでに病疫を追い払う追儺の風習が入り込み「鬼は外、福は内」と唱えながら豆打ちをしていたことや、公家や武家だけでなく広く民間の行事になっていきました。
また、大豆が主に節分で使用されるようになったのは、「大豆は鬼毒を殺し痛みを止めると中国の本草(医書)に書かれていたから」や、「魔滅(まめ)(=魔を滅する)という意味が込められている」など、様々な言い伝えがあります。
大豆が日本では手頃な存在だったことも関係しているかもしれませんね。
そんな大豆。
植物性のタンパク質を多く含んでおり、なんと約30%がタンパク質でできています。
なので、「畑の肉」とも呼ばれているんですよ🫛
また、大豆のタンパク質はLDLコレステロールの低下を促進してくれます。
他にも、
食物繊維:便通改善効果
植物ステロール:コレステロール低下作用
α-リノレン酸:コレステロール低下作用
大豆イソフラボン:女性ホルモン様作用
といった栄養素や作用が働きかけてくれるのです。
日本では、大豆は調味料として味噌や醤油、食材としても豆腐や納豆など加工食品に多く使用されています。
加工された大豆食品は、それぞれ異なる栄養素が含まれているのをご存知でしょうか。
同じ豆腐であっても、一度凍らせた凍り豆腐(高野豆腐)は栄養成分が凝縮されるため、タンパク質量が多く、またカルシウム(丈夫な骨や歯をつくる材料)も多く含まれています。
また、納豆や豆乳に多く含まれている栄養素は葉酸(赤血球の材料、新しい細胞の材料)が多く含まれています。
他にもいろいろありますがこのように、大豆から作られた食品を見ただけでも、それぞれに含まれている栄養素は少しずつ異なります。
普段の食生活で、同じ食材、食品ばかり食べていませんか?
ひとつの食材・食品ばかりを摂取するのではなく、様々な食材・食品を活用することで、栄養素の偏りを少なくでき、味や見た目のバラエティも増え楽しく食事を摂ることができるのです。
わたなべ歯科では、管理栄養士による栄養相談を実施しています。初回はどなたでも無料でご利用いただけます。
お食事や間食などのお悩み事、お悩み事がなくても構いません!ご興味あればぜひスタッフにお声かけください。
私も栄養士としてはやく皆さんと栄養相談を通じてお話ができるように学び続けていますので、どうぞよろしくお願いいたします。
日本の行事のルーツを調べると大抵平安時代や奈良時代まで遡りますよね。
平安時代が大好きな私にとってはウキウキでしかないのですが、昔の人はなんでもかんでも妖怪のせいにするのはちょっと妖怪が可哀想だなと思いました( 厂˙ω˙ )厂 乁( ˙ω˙ 乁)

私がいつか見ていたい餓鬼草紙という絵巻物です。
京都の国立博物館にあるそうなので、必ずや行ってみせます

