一般歯科

General

お口の中の細菌が
むし歯の原因に

むし歯は「生活習慣病のひとつ」とも言われるほど、日々の習慣が大きく影響する病気です。 砂糖を含む飲食物の摂り方、歯磨きのタイミングや回数、夜間の飲食の有無、そしてだらだら食べなどの習慣が、むし歯の発症や進行に深く関係しています。
また、唾液の量や質、だ液がしっかり働けるような生活リズム、口の中が乾燥しにくい環境づくりも大切です。
むし歯は菌だけが原因ではなく、毎日の生活の中で“むし歯になりやすい環境”が続くことによって起こります。 ですので、「しっかり磨いているのにむし歯になる…」という方も、生活習慣を見直すことで、むし歯の予防効果が高まります。
当院では、患者さま一人ひとりの生活背景や習慣に合わせた予防のアドバイスを行っています。どうぞお気軽にご相談ください。

当院のむし歯治療の
こだわり

POINT1患者さまの想いをきちんと受け止める

私たちは「患者さまのお話を聴く」ことを大切にしています。
患者さまの気持ちを引き出すことで、その方に合ったご提案ができます。
口腔内のことでお悩みの際は、遠慮なくご相談ください。ご希望に添えるよう最善の努力をいたします。

POINT2MI治療の導入

「むし歯は治療したいけど、できるだけ歯は削りたくない」という患者さまは少なくありません。こうしたケースで行われる、できるだけ歯を削らない・抜かない治療を「MI治療」と言います。

MI治療の「MI」は、Minimal Intervention(ミニマル・インターベンション:最小限の侵襲)の略です。
歯科治療の場合「極力歯を削らない、抜かないで、今ある歯をできる限り残す」という意味です。治療法というよりも、治療にあたるときの基本的な考え方、と言ったほうが良いかもしれません。

POINT3痛みの少ない治療を実践

「痛みの少ない治療」は、患者さまが望まれる大切なポイントでしょう。肌に感じる感覚と比較すると、お口の中はとてもナイーブです。だからこそ「痛みの少ない」治療が必要です。
特にお子さまの場合は、痛み以前の問題として、注射針そのものに不安を感じることがあります。心理状態によって、痛みをより大きく感じてしまうこともあるのです。ですから、どのような治療をどのような方法で行うのかをしっかりとご説明しています。お子さまには、針を見せない工夫や声がけの方法とタイミングで、気づかないうちに麻酔が終わっている、といった心理面での工夫も重要です。

麻酔の方法も、表面麻酔を歯ぐきの表面に塗り、粘膜表面の痛みを麻痺させることで、注射の針を刺すときの痛みを緩和させることができます。これに加えて、麻酔薬を人肌に温めることで、麻酔液注入時の違和感を抑えることができます。

むし歯の進行状態と
その治療方法

むし歯の進行具合は「C」で表現され、その状態に応じて6段階で表わされます。むし歯は気がつかない間に進行してしまうもの。痛くなってからでは手遅れです。定期的に歯科健診を受けて、初期の段階でむし歯を見つけましょう。

  1. CO

    むし歯の初期状態

    穴があいたり、黒くなったりしてはいませんが、エナメル質(歯の白色半透明の硬い部分)の表面が酸によって白く濁った状態、もしくは溝が茶色になった状態を言います。見た目にはほとんどわかりづらいむし歯の初期状態です。

    この段階ならば、フッ化物入りの歯磨き剤を使ってきちんと歯磨きをすることで、再石灰化させることが可能です。普段からの歯磨きをきっちり行って進行を防ぎましょう。

  2. C1

    むし歯の中期状態

    エナメル質内に細菌が進入して穴があいた状態です。象牙質まで達していないので痛みはありません。ここまで進行すると、もう再石灰化はほとんど期待できません。

    むし歯の部分を必要最小限削り、保険適用内の白い詰め物をすることで完了します。穴の状態が小さいうちに治療を受けましょう。

  3. C2

    むし歯の後期状態の初期

    むし歯がエナメル質の下の象牙質まで達している状態です。象牙質は柔らかいので、放っておくとむし歯は中で大きく広がります。そうなると冷たい水や風がしみるようになり、さらに甘いものや温かいものがしみるようになると、歯髄(神経)を取る可能性が高くなります。

    むし歯の範囲が小さければ、保険適用内の白い詰め物をすることで治療は完了します。むし歯が歯の深部まで広がっている場合には、麻酔をして患部を削り、型取りをして詰め物を製作して装着します。

  4. C3

    むし歯の後期状態の中期

    むし歯がエナメル質と象牙質を溶かし、神経(歯髄)まで細菌が進入した状態です。歯髄には痛みを感じる神経が含まれているため、細菌が進入すると炎症を起こし、激しい痛みを感じます。熱い食べ物や飲み物がしみてズキズキ痛み出し、時には歯ぐきが大きく腫れます。

    C3レベルでは、根管治療という歯の根の治療が必要となります。麻酔をして、壊死した神経や膿を取り除き、歯の根の中をきれいにしてから被せ物をします。被せ物などの土台になる根の治療なので、歯を残すためにはとても大切な処置です。

  5. C4

    むし歯の末期状態

    歯のほとんどがなくなってしまい、根だけが残っている状態です。そのまま放置すると、その痛みはある日なくなります。これは、治ったのではなく、神経が死んでしまって感じなくなっている状態です。

    ここまで進行すると抜歯するケースが多くなりますが、治療可能な歯質が残っていればC3のケースと同じように根管治療を行ってから被せ物をします。

むし歯治療で使う被せ物
について

ご説明したとおり、むし歯のC2以降の治療の際には、歯の型を取って被せ物をする場合があります。当院の被せ物・詰め物について詳しくは以下のページをご覧ください。

審美歯科

むし歯を予防するために
定期検診へ

一度治療したむし歯が、しばらく経つとまた再発してしまうケースは多くの患者様に見られます。そのようなむし歯の再発を防ぐためには、ご自宅でのケアだけでなく、歯科医院での定期検診やプロによるメインテナンスが欠かせません。
当院でも3~6ヶ月ごとの受診を推奨しております。
予防に関する詳細は以下のページに記載しておりますので、ぜひご参照ください。

予防歯科

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