歯に優しい水分補給
こんにちは!笑顔と健康のサポーター 埼玉県春日部市 わたなべ歯科の渡辺です!
みなさん、暑い季節の運動、楽しんでいますか?
「夏こそ体を動かすぞ!」と意気込んでいる方も多いのではないでしょうか。
僕は来年フルマラソンが控えており毎朝5km走るようにしています!!
そこで懸念されるのは水分補給。
特に外で走る場合などは熱中症対策として、水分補給は欠かせませんよね。
ジムやランニングのお供といえば、コンビニで手軽に買えるスポーツドリンクが思い当たる方もいらっしゃると思います。
でも実は、その飲み物が、あなたの歯に大きなダメージを与えているかもしれないってご存知でしたか?
今回は、歯科医師の視点から、スポーツドリンクの意外な落とし穴と、お勧めの水分補給ドリンク「麦茶」の魅力についてお話しします!
そのスポーツドリンク、実は「歯の溶かす」リスクが!?
「運動後の疲れた体に染み渡る~!」
そう感じてゴクゴク飲んでいるスポーツドリンク。
しかし同時に「砂糖」と「酸」がたっぷり含まれていることを忘れてはいけません。
2点ほど歯科に関する視点から見ていきます。
① 歯を溶かす「酸蝕症(さんしょくしょう)」
スポーツドリンクは、クエン酸などの酸性物質がpHを調整するために含まれています。
この酸性度が非常に高いんです。
実は、歯の表面のエナメル質は、pH5.5以下の酸に触れると溶け始めると言われています。
市販のスポーツドリンクの多くは、この基準値を下回るものがほとんど。
運動中にこまめにスポーツドリンクを飲むと、長時間にわたって歯が酸にさらされることになります。
これが、歯を直接溶かしてしまう「酸蝕症」のリスクを高める原因になるのです。
②虫歯の温床「砂糖」
スポーツドリンクの甘さは、ほとんどが砂糖です。
運動中にエネルギーを補給するためですが、この砂糖が口の中に残ると、虫歯菌が活発に動き出します。
歯に付着した砂糖をエサにして、虫歯菌が酸を作り出し、さらに歯を溶かしてしまうのです。
「運動後だから大丈夫でしょ?」と思うかもしれませんが、ジムやランニング中は口の中が乾燥しがちです。
唾液の量が減ると、口の中の自浄作用(汚れを洗い流す力)が弱まり、虫歯菌にとっては最高の環境になってしまいます。
そして逆に「麦茶」をおすすめする理由を紹介していきます。
「え?麦茶で本当に大丈夫なの?」と思われた方もいるかもしれません。
大丈夫です!麦茶には、スポーツドリンクにはない素晴らしいメリットがたくさんあるんです。
①歯に優しい!
これが一番のポイントです。
麦茶は基本的に「ノンシュガー・ノンカフェイン」。
そして、pHも中性に近く、歯を溶かす心配がほとんどありません。
運動中にこまめに飲んでも、虫歯や酸蝕症のリスクを心配する必要がないんです。
②ミネラルが豊富!
「熱中症対策には塩分も必要って聞くけど…」
はい、その通りです。
実は、麦茶には、カリウムやリン、ミネラルが含まれています。
これらのミネラルは、発汗で失われるミネラルを補給するのに役立ちます。
さらに、ごく微量ですがナトリウムも含まれています。
もし心配な方は、少量の塩を加えても良いでしょう。
まとめ!!賢く水分補給して、歯も体も健康に!
運動で健康な体を手に入れたいのに、知らず知らずのうちに歯を痛めてしまうのはもったいないですよね。
毎日のトレーニングや軽めの運動には、ぜひ「麦茶」を試してみてください。
ジムやランニングに行くときは歯も体も大切にしながら、楽しく健康的な毎日を過ごしましょう!
こんな感じでランニングをしております。1日の最高のスタートのため、将来なやりたいことを成し遂げるために取り入れるのもおすすめです!!


