歯は、色素が歯の組織の内部に入り込み定着してしまうとくすみます。ホワイトニングは、歯の表面にあるエナメル質に漂白作用のあるホワイトニング剤を塗布し、色素を分解する美白方法です。
歯を削ることなく白くできるため、身体への負担も軽く安全性も高い歯科医療です。まれに一時的な知覚過敏が起こることがありますが、その際はホワイトニング剤の使用を中止することで改善します。痛みが強い場合や何か不快な症状が起こった場合は、歯科医師、歯科衛生士にご相談ください。
ホワイトニングで効果が期待できる方
歯が黄ばんだり変色したりするのには、大きく3つの理由があります。これらに当てはまる方は、ホワイトニングで歯を白くすることができます。
●加齢による黄ばみ
年齢とともに歯の表面が摩耗してくるのはしかたありません。表面が摩耗することで象牙質部分の厚みが増し、それが変色の原因ともなります。また、加齢によって黄ばみが濃くなることもあります。
●食べ物による黄ばみ
お茶やコーヒー、カレーやタバコなど、歯に色がつきやすい飲食物があります。こうした飲食物を長年摂り続けることが黄ばみの原因となることもあります。これ以外に、歯周ケアで落としきれない汚れもあります。
●遺伝による黄ばみ
遺伝的な原因により、生来の黄ばみが生じている方もいらっしゃいます。